車中泊でエンジンをかけても大丈夫？車中泊経験者が教える
- 車中泊でエンジンかけると危険って聞いたけど大丈夫？
- アイドリングはマナー違反って聞いたけど、アイドリングしてる人が多い気がする。
- エンジンをかけなくても車中泊ができる車を知りたい。
車中泊で、エンジンをかけてはいけないという意見をよく見かけます。
本当にそうでしょうか？
この記事では、単なるマナー論にとどまらない、
車中泊のエンジン論について深堀りしていきます。
車中泊でエンジンをかけるかどうか
まず、車中泊で絶対にエンジンをかけてはいけない局面が、
雪が降り積もっている中でのエンジンです。
マフラーが雪で塞がれて、そこから排気ガスが外に出ずに社内に逆流してきますので、
車内が一酸化炭素で満たされて一気に死の棺桶と化してしまいます。
という話が、車中泊でエンジンはかけない方がいい、という話につながるのですが。
では、雪が降っていなければ危険なのか？
これは、半車上生活をしている私に言わせると、
特に危険ではないです。
まず、車はイメージ以上に密閉度が低く作られており、
思ったより空気が出入りします。
なので、酸欠になったりという心配はありません。
また、エコノミー症候群になる心配は？というのもありますが、
これについてはきちんとマットを敷いていなかったり、
窮屈な姿勢で寝ることが原因なので、そこをしっかりしてあげればこれも問題ないです。
なので、マナー面はおいてといて、
エンジンかけっぱなしが問題ないかどうかと言われたら、
雪の時以外は全く問題ありません。
現実的に、エンジンかけてる車が多い
例えば夜、少しコンビニに行ってみたりします。
駐車場を見渡してみると、エンジンかけてアイドリングしてる車は、そんなに珍しくなかったりします。
思うに、アイドリングが迷惑と言われる原因は、
ディーゼル車やトラックなど、
アイドリング音が大きい車に起因するのでは、
という気がします。
あるいは、マフラーを交換していてうるさい車、など。
普通の乗用車やハイブリッドカーはそこまでアイドリング音が大きくない。
そのあたりをひとくくりにして、
「アイドリングはマナー違反」
としているといった所だと思います。
環境のために無駄な排気ガスを抑えよう、という声もありますが、
殆どの人にとってそれよりも大きな感心事は、
「うるさいかうるさくないか」
これが現実でしょう。
ただ、道の駅は車中泊車が集まりすぎ、
さすがにアイドリングも一斉にやると存在感が出てきてしまう、
ということも言えるかもしれません。
やむを得ない場合はエンジンかけても良いのでは、と私は言いたい
といったとこを踏まえつつ、
どうしてもやむを得ない場合は、エンジンかけるのもやむなしだと、私は思います。
十分な装備を持ってきたにもかかわらず、
寒さで凍えそうになってしまった。
または、暑さに耐えられなくなってしまった。
こんな風に追い詰められたら、
さすがにマナーよりも命の方を大事にしたほうがいいでしょう。
あくまで、装備を頑張ってみたけれど…
とした上での話ですが。
車は、暑かったり寒かったりの変化がどうしても大きいので、
予測しにくいとこもありますしね。
車中泊する方も、あまりに住宅が近いとこは避けるなど、
場所選びに気をつければ問題ないのではと思います。
そもそもうるさくない車を選ぶのもあり
また、車選びに気を使ってみるのも手です。
ディーゼル車はなるべく避け、
アイドリングがあまりないハイブリッドカーを選んだり、
そもそもアイドリングが全くないEVにする、
というのも手です。
最近、EVの航続距離がようやく300kmくらいに伸びてきており、
こういった車両が中古で数多く出まわるようになったら、
車中泊車としてかなり注目していいのではと思っています。
日産なんか、今のところ月額定額で充電し放題ですしね。
e-nv200とか、車中泊車としてかなりアツいと私は思っています。
安い中古車を活用したい…というのであれば、
「トヨタの」ハイブリッドカーでしょうね。
なぜトヨタのハイブリッドカーなのか？
というのは、こちらの記事にまとめていますので、
ぜひ見てみてください。
