目次
VARK奏天まひろライブのすごすぎるクオリティを紹介!
2019年2月16日。
Oculusgoのアプリ「VARK」上で、
vtuber「奏天まひろ」のライブが行われました。
料金はなんと無料で、その後のファンミーティングが2000円。
無料なら見るしかない!
と思って登録し、当日を迎えました。
avexが協賛だしきちんとしたものは見られるだろう、と思って迎えた当日。
果たしてその内容は…!?
「VARK」は、ライブハウスをVRに出現させるアプリ
VARKというアプリは、Oculusgoのアプリなのですが、
普段は何もできません。(今のところは?)
ライブが開催される時だけ、催し物を見る事ができます。
つまり、VR空間における、完全なライブハウスなんです。
以前一度開催されたライブが話題になっていたので、
奏天まひろのことは知らなかったのですが、
見てみた結果…
「ヤバかった!」です!
VRでしかできないライブ。手抜きは一切ありません
奏天まひろちゃんのVRライブでまひまひしてました!!😍
ファンミの最後はただの屍になりました。Oculus Goが熱暴走するのは今後冷えピタでも貼って参戦するべきか…。#奏天まひろVRライブ pic.twitter.com/SeGmJfbbNv
— かに。🐇🌈🍜 (@tw_yayoi_kani) February 16, 2019
スクショなどうまく撮れなかったので、ツイートを拝借してます。
まず、驚かされたのが、普通にライブの完成度が高すぎでした。
特に映像…というか、演出。
大きいライブハウスのレーザー光線や、大掛かりなセットなどが、
これでもかとふんだんに使われていて、
ショボさを感じることは全くありませんでした。
奏天まひろの動きも非常になめらかで、
歌と踊りが両方得意な奏天まひろを
VARK開始直後にアサインしたのは非常に正解。
VARKの持つポテンシャルをまざまざと見せつけられました。
一曲ごとにセットがまるまる変わる。
こんな贅沢なライブありませんよ。
こういう光系演出はやっぱ迫力あって良いね!
#奏天まひろVRライブ pic.twitter.com/q92z1GimV0— itachin (@itachin) February 16, 2019
演出は、後部から光を照射するのではなく、
直接オブジェクトとして空間に出現させてしまえる。
光が縦横無尽に舞い、
大きなビーンズがかわいく宙を漂う…。
間違いなく、現実のライブではできないものが
数多く展開されています。
アーティストが目の前にやってきちゃうライブ=最高
この演出最高なんだよなー!#奏天まひろVRライブ pic.twitter.com/YSzZ6V9XDa
— みなと・アップルサイダー・らびっとぱんち (@pcw_minato) February 16, 2019
おそらくVRライブの定番演出となっていくことを予感させるのが、
「アーティストが自分の目の前にやってくる!」
というもの。
アーティストが客席に降りてきたり、
モッシュで持ち上げられたり、という事は
今までありました。
ですが、ライブ中に突然、自分の目の前に来て
面と向かって歌ってくれる。
こんなのは、VRでしか不可能です!
これを一度味わうと、
同じ体験をもっともっとしたくなります。

やりおるな…
ちゃんとアーティストと客の応酬ができます
普通にそこに居て喋ってたわぁ… めっちゃ喋ってたわぁ…#VARK さんがライブのために作ってくれたっていう会場がかわいい!!
ライブで充電が100%から一気に30%に減ったからアフタートーク不安…
すぐ充電したけど今まだ45%なんだよな…#奏天まひろVRライブ pic.twitter.com/cB3BJUumtt— 三十個(みそこ) (@0ne_chan) February 16, 2019
VRライブならではの良い所が、
周りを気にしなくていいところです。
まわりは、特にアバターが出てくるということもなく、
あくまで自分がライブに没入するためのモブ演出として
客席が存在しているのみです。
誰かと一緒に体験することを重視している、
よくある動画系のVRアプリとは異なった思想ですが、
それがVRでのvtuberライブの特性によくマッチしています。
なお、画面上部に「○○がプレゼントを送りました!」的なダイアローグや、
コメントが出てきますので、
そちらでの盛り上がりはあります。
視線が前だけで済むように、
要素を全部前方向に配置したんですね。
アーティストにもこちらが振っているサイリウムや拍手、
送ったプレゼント(無料でも送れますが、課金要素ありです)や、
コメント(予め決められたものから選びます)などが
きちんと届いているようで、
ライブとしての、これらの一体感はきちんと存在します。
この辺で「客」をあおる、独特のMCテクがアーティストには大事になってきそうですね。
奏天まひろが煽ると、コメがだーーーっと出てきたりするのは、楽しくて新しい体験です。
あまりの勢いに、システムがパンクしそうになったのか、
少し抑えるのをお願いされたくらい…w
奏天まひろがライブ後にしてくれた究極のファンサービスとは?
そして極めつけは、課金要素
「アフターミーティング」です。
一体何が起こるのか!?
と思ったら、なんと披露してくれたのは
「無音ダンス」。
音楽なしで、何かの曲の振り付けを踊ってくれたのですが、
ここで非常に趣があったのが、
ステップを踏む音がかなーり僅かに、
聞こえてくるんですよね。w
プリレンダや準備されたものではない。
本当にリアルタイムで展開されているんだ、
という事をしっかりと感じることが出来ました。
その後は、寄せられたメッセージをどんどん紹介していき、
盛り上がったあとに終わり…と思いきや、
最後にサービスで、
二人っきりのような空間になり、
チョコを食べさせてくれるという演出。
この時、奏天まひろのテクスチャー?が細かくなり、
近づいた時にかなり細かいところまで感じられ、
本当にドキドキします。
Naturetreks vrの時も、遠くにそびえ立つ山の存在感に驚きましたが、
この様に「距離感」を感じることができるのは、
他では絶対味わえない、VRだけの特権なんですね。
PSVRの「サマーレッスン」なんかでもおそらく味わうことはできたと思いますが、
現状、一番敷居が低いOculus goで
こういった日本発のコンテンツが出始めてきたことは、
日本での、今後の爆発的な普及を期待せざるを得ません。
また、引きこもりがライブを楽しんでしまうことすら可能になったわけです。
訳ありの人にも、楽しみが増えるわけで、
世の中どんどん良くなっていくなぁと希望が持ててきますね。
VARKに期待したいところ
しかし、まだまだVARKにも改善できる点があると感じました。
一つは、ライブが始まる前は無音だというところ。
普通、ライブが始まるまでは、
会場にBGMが流されているのが普通なので、
それがないとなんだか寂しい気がします。
もっとも、コメントやプレゼントなどを送ることはできるので、
他人がやっているのを眺めて楽しむことは出来るのですが、
もう少しライブが始まるまでのワクワク感を煽ってくれると嬉しいなと思いました。
課金アイテムもありますし、ここでもマネタイズの動線になるかなと。
そして、映像は完璧に近いですが、
音響演出はまだ簡易的で、
拍手の音などにもう少しリアリティが欲しい感じがします。
特に、曲が終わった瞬間の
「わーっ!」
という歓声は、やっぱりほしいなと思っちゃいますね。
ほとんどの人が、曲が終わった瞬間に拍手ボタンを押し始めているはずです。
これをうまくフィードバックして大歓声として聞くことができると、
ライブの楽しさがより感じられるようになるかなと思いました。
ライブの時間が30分と短めでしたが、
これはきっとOculus goのバッテリーが持たないでしょうね…。
私は充電しながら見ましたが、
それでも終わった時にはバッテリーが減っているほどでした。
ですからこれは、VARKだけでなく
ハードの課題でもあります。
演出も派手ですから、バッテリーの消費も激しいでしょう。
ですが、これほどまでに良い物を目の当たりにすると、いつか
「2時間ライブをガッツリと見たい」
と思わされるほど素晴らしいライブでした。
今後もVARKはライブを開催していくことと思いますので、
是非公式サイトをチェックし続けてみてください。