人生に詰まった時。
自分を打破したい時。
悔しい気持ちでいっぱいになった時。
いつだって、自分を変えてくれるのはやっぱり本でした。
インターネットには、新しい情報はたくさんあります。
でも、人の本質って、実は有史以来、あまり変わってなかったりします。
すなわち、人の本質を突いた良書に学ぶことが、
困難を打破するコツ。
そんな自分を変えてくれる一冊を、紹介します。
1.７つの習慣
ド定番ですが、私自身がこの本から学んだ事が大きすぎるので、
やはりこの本を避けて通れません。
告白しますが、私は生意気な若者で、
それ故に様々な失敗をしました。
とことん追い詰められてすがったのがこの本。
なにか人生うまく行かない、という人は、
極限までボロボロになったあとに、
この本を手に取ってみてください。
2.孫子
昔、風林火山という大河ドラマにハマってまして、
その主人公が
「兵は詭道なり！」
とよく言ってて、やたら孫子からの引用が多かったので、
読んでみたのがきっかけです。
当然、今は戦国時代ではないので、
そのノウハウはそのまま使えるものではないのですが、
いつの時代だって人の世は競争。
競り合う上でどういう戦略を持てばいいのか、
というのは現代に通ずるものがあります。
「兵は詭道なり」
戦いの戦略本なのに、
戦いは策略だ、戦わないのが最上の策だ、
と言っているのが面白いですね。
3.多動力
続いて、現代ならではの良書。
これからは…というか、現代はすでにマルチタスキングの時代に入っています。
なぜなら、スマホがスキマ時間を、
生産性のあるものに変えてくれる現象が
発生したからです。
そのような世の中において、関心を一つの事に
絞り続けるのは、大きな機会損失になってしまう。
何でも失敗を恐れずにやってみよう、
と説きます。
ただ、誤解してしまう人がいるのが、
何でも中途半端でいいという訳ではないんです。
寝食を忘れるほどハマりそうなものがあったら、
一つと決めずに何でもやってみよう
という訳です。
オタク、マニアにとことんなれ。
というわけですね。
4.般若心経
本ではないんですが、どうしてもこれは外せません。
ものや情報があふれる現代において、
「一切は空だ」
と説く般若心経は、生きる基本に立ち返らせてくれます。
なにしろ、数千年もの時を経てずっと語り継がれているものです。
有名な一節
「諸行無常」
これは、英訳すると
「everything is changing.」
すべては、変わり続ける、と。
これ、すごく今っぽいですよね。
スマホをみんな持ってる世の中なんて誰も想像しなかったですし、
AIやらVRやら、新しい物がこれから続々と出てこようとしてます。
そのような時代では、変わらないことを前提に考えるのではなく、
「諸行無常」
なんでも、常に変わっていくもんだ、
と構えていた方が、逆に流れに乗りやすいですね。
現代を生き抜くヒントは、案外古典の中に潜んでいるものです。
