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社会に不満があるならamazarashiを聴いた方がいい理由

2018年12月10日

 

 

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社会に不満があるならamazarashiを聴いた方がいい理由

最近、社会に不満がありすぎる。
格差社会になって、どいつもこいつも上を目指せとうるさい事ばかりだ。
こんなむしゃくしゃした思いを抱えてないでしょうか?
だとしたら、amazarashiというアーティストの曲を聴いてみる価値ありです。

amazarashiはどんなアーティスト?

amazarashiとは、ボーカルの秋田ひろむを中心とした、
青森出身のバンドです。

非常に特異なライブのパフォーマンス形態をもち、
なんと観客との間にスクリーンを隔てて、素顔を一切見せないスタイルです。

なので、観客はスクリーンに映しだされる映像作品と、
バンドメンバーたちのシルエットを見ながら、
楽曲の世界に浸るというのがamazarashiのスタイルです。

今時珍しい、文学的で奥深い詩

amazarashiの最大の魅力は、その深くて深遠すぎる、詩です。

「フィロソフィー」

 

辛くて悔しくて全く涙が出てくるぜ
遮断機の点滅が警報みたいだ、人生の

くさって白けて投げ出した いつかの努力も情熱も
必要な時には簡単に戻ってくれはしないもんだ

回り道、遠回り でも前に進めりゃまだよくて
振り出しに何度戻って 歩き出すのも億劫になって

商店街の街灯も消える頃の帰り道
影が消えたらなぜかホッとして 今日も真夜中に行方不明

死ぬ気で頑張れ 死なないために 言い過ぎだって言うな もはや現実は過酷だ
なりそこなった自分と 理想の成れの果てで
実現したこの自分を捨てることなかれ

君自身が勝ち取ったその幸福や喜びを
誰かにとやかく言われる筋合いなんてまるでなくて

この先を救うのは 傷を負った君だからこそのフィロソフィー

 

 

どうでしょう、まるで小説のような歌詞ですよね。

PVでは、少女が登場人物となっていますが(背景のキーワードといい、メインターゲットなんでしょうね)、
歌詞をよく読んでみると、特定の世代に当てたものというよりは、
どんな人が聞いても何かしら刺さるものになっています。

たとえ今がどうしょうもなくても、
ちょっと全力で前に、がむしゃらに走ってみようか。
そんな気持ちが湧いてくるような曲です。

死ぬ気で頑張れ、死なないために。

糞リプ野郎は「空洞空洞」を聴け

neet_erasou

空洞空洞

https://itunes.apple.com/jp/album/%E7%A9%BA%E6%B4%9E%E7%A9%BA%E6%B4%9E/1310245448?i=1310245726

 

何にもやる気が起きないよ やりたいことなんてないよ
反省なんかもうしないよ 責任なんてとらないよ
別れた人はもう忘れた でも忘れたこと忘れない 亡霊と僕ら生きてる
つまりは憑りつかれてたんだよ

 

 

amazarashiの世界観に、常に共通して流れているテーマは、
平たく言えば
「引きこもり」「社会的弱者」「厭世的」
こういったテーマが常に見え隠れしています。

空洞空洞の歌詞は、自暴自棄になった時の気持ちに、
きちんと寄り添ってくれるいい歌詞だと思いました。

最近はネットも、強者と弱者に分かれるようになって来ました。

強者は、弱者に向かって
「這い上がろうぜ。上の世界はいいところだ。」

と、よく呼びかけています。

ですが…

確かにそうかしれませんが…

 

その前に、この眼の前に横たわってる、
ひどくクソッタレな感情をなんとかしないと、
どうしようもねぇんだ。

そう思って、今日も有名インフルエンサーやホリエモンに糞リプを送ってみる。

なじられたり、ブロックされたりするけど、
なんにも反応されない「スルー」よりはマシだ。
まだ、そこに反応してもらえる「自分」を感じられる…。

 

そう思って生きている人に、
私はそっと、amazarashiをお勧めしたいです。

「空っぽの空に潰される」の考察 – 少年は世界が怖かった

初期のamazarashiは、

少年の頃に抱いた、
大人になったら忘れるたぐいの、
なんとも言葉にしがたい感情

これをものの見事に表したものが多く、
それもまた聴き応えがあります。

「空っぽの空に潰される」

 

弱音を吐いたら楽になるか 泣くだけ泣いたら楽になるか
死にたいと言えば気持ちいいか そこから踏み出したくはないか
どっかに忘れ物をしたよ 教室か母のお腹の中
恒久的な欠落を 愛してこその幸福だ
楽しけりゃ笑えばいいんだろ 悲しい時は泣いたらいいんだろ
虚しい時はどうすりゃいいの? 教えて 教えて
暗いところからやって来て 暗いところへ帰っていくだけ
その間に 何が出来るの? 教えて 教えて
空っぽの空に潰される

 

 

この歌詞は、繊細な人だったり、
子供の時の感情をよく覚えている人ならピンとくるかもしれません。

大人になって、社会に適合したらすっかり忘れてしまう感情なのですが。

 

 

子供から少年になり、
少し世の中と自分が見え始めた頃。

なんだか、広い広い世界に比べて、
自分がどうしょうもなくちっぽけに思える。
なんとも言えない、むなしい気持ちが湧き上がってくる。

小さな自分が、大人たちのように生きていくことなんて出来るんだろうか。

空を見上げて見たら、青い空が綺麗で大きすぎて、
もやもやした心には、それが逆に辛かった。
押しつぶされそうだ。

 

…こんな感情です。

私は小さい頃、こんな感情をぼんやりと抱えていたことを、
この歌を聴いて思い出しました。

たぶん、このような気持ちを抱えた人が
他にもいるかもしれません。

また、特にすごいのが…

 

暗いところからやって来て 暗いところへ帰っていくだけ
その間に 何が出来るの? 教えて 教えて

 

 

この一節。

凄すぎるとしか言いようがありません。
生きる事をこのように表現できるのは、秋田ひろむしかいないでしょう。
なんというかスピリチュアルな表現になってしまいますが…

生まれる前と死んだあとのことを考えたくなる…

そんな感じがします。

このような、繊細な気持ちを持ってる人、
どこかにいないかな…

…と思って、インターネットの片隅に私は
こんなことを書いてみるのでした。

この感情を、同じように抱えている人が
いるのを信じて。

…ところであなた、ひょっとしたら、
RADIOHEADとか好きじゃありませんか?

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キタガミ( @Kitagami_fx)です。 1日の半分を車で過ごす「半車上生活」をしています。 ノートPCひとつでできるノマドワーキングで、年商878万稼いでます。 法人代表です。 車中泊、Oculus Go、ゲーム・アニメに興味あり。

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