キタガミの意見

情報商材は衰退、オワコン。その功罪をどちらもきちんと暴く

2018年12月1日

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情報商材は終わった。

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最近、インフルエンサー界隈がとても賑やかです。

個人的に、これからインフルエンサーはきちんと社会的認知を得て、
どんどん広がっていくものだと思っていますが、
それと並んで思うのが

情報商材業界、終わったな

と。

私、もともと情報商材業界にいまして、そこで借金500万を作りましたので、
適当な憶測による批判ではありません。

情報商材業界が縮小していくと思われる前に、一度、どういう功罪があったのか
その両方をきちんと俯瞰して記してみるのは、価値があると思い筆をとってみました。

情報商材の良かったところ・・・自己啓発ノウハウが素晴らしい

まず、あえて情報商材業界の良かったところから書いてみます。

これは、何よりプロダクトローンチという手法がとても優れていたことです。
インターネットの情報拡散力と強力なコピーライティングの能力を使い、
あり得ないほど高額な商品をがっつりと売り上げてしまう。

インターネットが今ほど社会的でなかったこともあり、
その存在の異様さは、数々の批判や「怪しい」というレッテルを貼られつつも、
一時は栄華を誇っていました。

まぁ、中身は価格の10分の1くらいで売った方が適正なんじゃないの?
と思うものが多かったですね。

ただ、高いだけあって、自己啓発系ノウハウはかなりしっかりしたものが多かったです。

情報商材業界でよく、アンソニーロビンズというコーチの名前が出てくるので、
そっちの筋の怪しい人という誤解も得ていると思いますが、
こちらは全世界で認められているれっきとした名コーチです。

そのアンソニーロビンズ直系のノウハウがよく出回っていたので、
それによって今までの自分の閉塞感をうまく打破できた人も多かったようです。
私もそうです。

そこだけは、きちんと功罪の「功」として記さねばなりません。

・・・が、その辺の役割は最近、オンラインサロンが担うようになりました。

今の若い人は、箕輪編集室にでも所属した方が、よほど自分を再発見したり、
勇気をもらったりできるでしょう。

または、書籍もオススメです。

すごく基本的なところではありますが、
7つの習慣は、かつての自分の田舎者で自己中的な、
悪いところをどれだけ直してくれたか分かりません。

この本がなかったら、本当に、今の私は存在してないです。

情報商材の悪かったところ・・・原価が高すぎてリスクが高い、それが販売価格に跳ね返りすぎ

さてお待ちかね、「罪」の方です。
ただし、「怪しい」などはイメージに過ぎないので、そうではなくて
本当に純粋な意味での「悪いところ」を記していきます。

その前に、いわゆる30万円以上するような「情報商材」とは何か、を簡単に解剖しておくと、

「コピーライティングとブランディングで価値を強化した教材」

になるかと思います。

「Youtubeノウハウ」
を、
「超希少価値スーパーヒロイックYoutube限定ノウハウ」
みたいに演出する、ということです。まぁ、これはたとえなので言葉が変ですが。笑

で、売れた以上これを一概に否定しきることはできないと思います。

人間は、イメージで生きる生き物です。

開発会社の社員が決して自分では飲まない、
人気タレントをCMに起用して広告費が価格に跳ね返っているだけのサプリメントを、
みんな喜んで口にしているような生き物です。

問題はそこじゃなくて、

情報商材で何か売り出そうとする時、
ブランディングや広告費やら、
原価が高すぎる。

ということなんです。

商品紹介ページや、会員サイトには高級ホテルやら高級リゾートなどでロケした
キラキラした画像がいっぱい。

当然、たっぷりと原価がかかっています。

当たれば利益もでかいですが、
当たらんと損失が結構でかいんです。

ペイすれば良いのです。

ペイしない時が悲惨です。

だから、これからビジネスをやろうとしてる人を応援し、
啓発する「場」としては結構優れてますが、

そこで何かビジネスをやろうとした時に、
原価が高いので失敗した時に負債を抱えがちです。

起業には、常に一定の失敗が付きまといますからね、
これはしょうがないです。

リアル店舗で飲食店をやろうとしたり、物販やろうとしても
そうなりますね。

また、原価が高い分、「閉鎖空間での金持ちクラブ」みたいな感じになりがちです。
売り上げも大きいですが、その分、出ていくものも大きいです。

「金持ち父さん貧乏父さんを読んで、
自分もお金持ちになれる!と気づき
ラットレースから抜け出そうと思ったのに、
結局苦労しているな。。。」

みたいなことになります。

「インフルエンサー界隈」が盛り上がってきた

で、最近、風向きが変わってきました。

ブログ界隈に、元情報商材業界や、ネットワークビジネスにいた人たちが流れてきてる感があります。
情報業界商材も、目新しいものではなくなってやっぱ簡単に稼げるところではなくなったり、
失敗して負債をドンと抱え、二進も三進(にっちもさっち)もいかなくなったり。

そして、ここにきて「インフルエンサーの盛り上がり」です。

これは、イケハヤ氏やはあちゅうさんなどが、道を切り開いたからだと思います。
このお二人は知っての通り、今「インフルエンサー」と呼ばれる世界で元々、戦っていた方達です。
個人的には、尊敬しています。

ヘイトスピーチなどでネット上でのモラルが広く問題となり、
「有名だからと言ってなんでも悪口を言っていい訳ではない」
という空気が熟成されました。

これはとても素晴らしいことです。

また、これができるまでは数々の心無い言葉が投げられ、
それによって受ける心の傷は相当のものだったと思います。

最大の敬意を表さねばなりません。

あなただったら、そういうの耐えられます?

それとも今更、有名人に文句を言うのは何にも悪くない、とタカをくくりますか?

個人が「綺麗に」大きな力を、これからはネットで発揮できる。

そのような下地があり、
「ゼロからインフルエンサーになりたい若手」が、続々出てくることとなりました。

その中には、元ネットワークビジネスで痛手を被った人なんかもいます。

もともと、そういったところで恵まれなかった人たちが、きちんと社会の表舞台で報われる、
チャンスの風が吹いているな、と私には見えます。

インフルエンサーやアフィリエイターは、いまだに裏稼業みたいに思っている人もいるかもしれませんが、

インフルエンサーはメジャーなメディアにも取り上げられており、
その影響力はもう無視できるものではありません。

アフィリエイターは、要は広告業なのでいいイメージがつきにくいだけで、
広告業がどんだけ世の中にとって必要だったり役に立ってるかは、
きちんと世の中を知ってる人ならよくご存知のことだと思います。

また、広告が健全に存在しない世界の経済が、どんだけ停滞するか、ということでもあります。

まぁ、そういうわけで、情報業界やネットワークビジネス界隈が提供していた、

個人が大きな力を発揮できる場所

という場所が表舞台に整いつつある以上、
情報業界は、ごく一部の世界でほそぼそとやっていくしかないでしょう。

よく、

「情報商材やネットワークビジネスは、アメリカでものすごく流行っている。
だから、日本にもその流れは必ずくる。」

ということが決まって言われていましたが、
その時に、このようなインフルエンサー市場は生まれていなかったわけです。

こういう状態は予測できなかった。

同じ、個人が活躍できるんだったら、
表舞台で日当たりが良い場所の方がいいに決まってます。

しかも、豪華でお金をかけて、みたいな価値観は
だんだんダサいものとなってきています。

与沢翼さんも、twitterでストイックにダイエットや、
自分の投資ビジネスを頑張っている様子を
常に発信し続けて、今はきちんと信頼を獲得していますね。

そんなわけで、情報商材業界は、これからもっともっと苦労するだろうなぁ。

どんな世界でも、中途半端なものや詐欺は、淘汰されていくわけですね。

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キタガミ( @Kitagami_fx)です。 1日の半分を車で過ごす「半車上生活」をしています。 ノートPCひとつでできるノマドワーキングで、年商878万稼いでます。 法人代表です。 車中泊、Oculus Go、ゲーム・アニメに興味あり。

プロフィール

キタガミ( @Kitagami_fx)です。

1日の半分を車で過ごす「半車上生活」をしています。

ノートPCひとつでできるノマドワーキングで、年商878万稼いでます。

法人代表です。

車中泊、Oculus Go、ゲーム・アニメに興味あり。